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世を忍ぶ仮の姿でこの世を生きる、はぐれインスタントエンジニアの奮闘日記。

おっさんが作る大人のスイーツ(オランジェット)その1

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こんにちわ(キリッ
先日作業用PCの返却をしたばかりなのですが、某の担当から案件のお話をいただきました。なんで、いつもPCの返却タイミングと被るんだろう??って、変に勘ぐってしまいますが。。。

まだ本決りではないのですが、クライアント側からの情報開示も行われ始めているので、直にやることの全貌が明らかになるかと。契約材料としては、まだまだ情報不足なので何とも言えませんが、引き受けれそうな内容なら契約交渉も前向きに考えてみようと思います。前置き終わり!

さて、バレンタイン時季も近づいてきたことなので、今年も何か凝ったチョコスイーツでも作ってみようかと思います。

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一昨年は「ブラウニー」、去年は「チョコクランチ」を作りましたが、今年はインスタに写真をあげてドヤる女子率が高い傾向にある「オランジェット」を作って、某も「ドヤァァ」ってイキりみようかと思う。(言い方w

まぁ、実際作ってみるとドヤりたくもなる代物なので、ドヤりたくなる気持ちも分からなくもないですが(笑)


まず、オランジェットを作る大まかな工程は、「オレンジコンフィ」と「コーティング」の2工程に分けていきます。オレンジコンフィは様々な時短調理の方法がありますが、初チャレンジな方は横着せず一度丁寧に作ってみることをお勧めします。

ちなみに、オランジェット特別な調理器具は全く不要なので安心してください。
必要な材料は以下の通り・・・

 

[オレンジコンフィ]

  • ネーブルオレンジ:4つ
  • ラニュー糖(白砂糖でも可):500g
  • バニラエッセンス(なくても可):3~4滴
  • 水:700ml弱
  • 時間
  • 作る気持ちの熱量 

[コーティング]

  • チョコレート(ビター・スイートどちらでも):200~300g
  • ナッツ(小腹空いたとき用):38g
  • 時間 

[器具]

  • 鍋(ステンレスやホーロー鍋など)
  • 刃物(ナイフ・薄刃包丁など)
  • まな板(※胸の事ではない
  • 箸(トングなど)
  • 大針(針や串などでOK)
  • クッキングシート 
  • 転写シート

 

今回、某が使う調理器具の一部を除き、殆どは普段キャンプで使っている器具を使用しています。他の人は自宅にあるもっと使い勝手の良い器具を使って挑戦してみてください。

 

オレンジコンフィ作り~乾燥[7日間]

それでは、オレンジコンフィを作っていきます。

1.ワックス・汚れ落とし
 まず、手始めにオレンジを軽く濡れたキッチンペーパーなどで表面を拭き取り、オレンジをクッカー鍋に入れ、被るくらいの水を入れ火にかけます。沸騰してきたら鍋の湯を捨て、オレンジをぬるま湯に浸し冷ました後、表面をタオルなどで拭きワックスを入念に拭き取ります。

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2.ゆでこぼし(あく・えぐみ抜き)
 オレンジの表面に串や太針などで軽く”ツンツン”と150~200刺し程刺していきます。気持ちはスタープラチナのラッシュ時の如く「オラ オラ オラ オラ」という感じ。これをやっておくと、オレンジの皮の強烈なえぐみが抜けやすくなり、またこの後に行うシロップ漬けで甘さを吸収しやすくするため、最も重要な下ごしらえと言っても良いです。ちなみに、今回使っているのはどこの家庭にでもある「コンパスカッター」です。(ぇ
 また、クッカーにオレンジを戻し、同じく水が被るくらい注いだら、火を入れ沸騰するまで待ちます。沸騰したらお湯を捨て、オレンジを冷水で冷やし、再びクッカーに戻して同じ工程を2~3回繰り返します。何度か繰り返すと皮から抜けたオレンジ色素が薄くなってきます。ちなみに、オレンジピールもこの辺は同じ工程です。

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あく抜き工程で出た煮汁には皮から抽出された「リモネン」と「ペクチン」が含まれているので、バルコニーの雨汚れ落としに活用します。天然素材なので身体に害もないので安心です。白系はアカンで。。
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3.オレンジのカッティング
 今回、映えを意識するため輪切りにしていきます。表面を軽く拭き上げたら、オレンジは5mmくらいの厚さにカットしていきます。

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OPINELのナイフ使い辛い。。。包丁をおすすめする。
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4.シロップ作り
 オレンジコンフィのシロップを作ります。クッカー鍋にグラニュー糖500gを入れ、水700ml弱を注いだら火にかけ、透明になるまでかき混ぜます。おわり。

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5.オレンジシロップ漬け
 いよいよ、オレンジコンフィのオレンジ漬けの工程へ。一度冷ましたシロップをカットしたオレンジを並べたクッカー鍋に注いでいきます。うーん、熱を入れたら浮いてきたぞ(笑)この状態でオーブンペーパーを被せてしまうと吹きこぼれてしまうので、この状態のまま沸騰するまで待ちます。

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沸騰したら火から降ろして、一晩寝かせます。1日目終了。 

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5.濃縮工程(5日間) 
 シロップからオレンジを取り出し、シロップが沸騰するまで火にかけます。再びオレンジをシロップに戻して沸騰させ後、火から降ろして一晩寝かせます。これを5日間繰り返す。経過とともに濃縮された糖分でオレンジの水分が徐々に抜け、オレンジの果肉部分に透明度とツヤが出てきますよ。

 時短させたい場合は、グラニュー糖の量を多めにすると早くオレンジから水分が抜けやすくなりますが、その分苦みが強かったり、砂糖の結晶化などが発生して失敗のリスクが高くなるのでご注意ください。

 お店でオランジェットを買うと高価なのは、この工程に工数がかかるからなのだと思います。大した作業ではないけど、気が遠くなる作業ではありまする。
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6.乾燥工程
 
濃縮工程の最終日にバニラエッセンス3~4滴振りかけて寝かせ置いたら、いよいよ乾燥の工程へ。ざるにオレンジを並べ余分なシロップの水気を切ります。残ったオレンジコンフィやシロップは、保存も効くのでタッパーなどで冷蔵庫で保存しておいて、料理ならスペアリブなどの肉料理、スイーツならパウンドケーキやムースなどに活用してください。
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 15分ほど経ったらクッキングシートにオレンジを並べ、予め温めておいたオーブンに入れ110℃の温度で70~90分ほど加熱します。途中、裏表ひっくり返すなどしてください。加熱時間は5の濃縮加減にもよるので、そこは随時様子を見ながら行ってくださーい。

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粗熱を取ったら、風通しの良い場所などに置き丸1日乾燥させます。

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風量:中(ブオーーン)
※オーブンの加熱なしでも乾燥は可能ですが、乾燥までに2~3日は掛かるのでご覚悟を。

 

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これにて、第一工程完了!

つづく

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